はったつ知恵袋運営事務局
      
        
    
          
      
            2024/09/10 12:00
          
        野口英世の母シカさんのエピソード(2)英世15年ぶりの帰国での喜びと幸せ

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 〜目次〜 母親シカさんの口癖は、「ありがたい」  | 
母親シカさんの口癖は、「ありがたい」
エピソード(1)の"努力"と"感謝"に関する記事でもご紹介したとおり野口英世の母、シカさんの口癖は、
「ありがたい」
だったそうですが、もし、
「そんな手になってしまったから、もうだめだ」
と言っていたら、英世は左手のやけどを嘆き続けて一生を終えていたかもしれません。
しかし、シカさんは「英世の人生」を見捨てず、感謝の気持ちをいつも持ちながら自分にできることを精一杯やり続けました。
母親がこのような人でなかったなら、「世界の細菌学者、野口英世」は、おそらく存在しなかったのではないでしょうか。
英世が示した母への感謝と尊敬
英世は、1915(大正4)年に15年ぶりに帰国したとき、どのような招待の席にも母を同行することを主催者に申し入れ、同行をためらったシカさんに、
「自分の目から見たら、お母さんはこの世にまたとない貴い神様のような人ですから」
と言って、ずっとシカさんのそばにつきっきりで、一緒にいました。英世は本当に母を尊敬し、深く感謝していたのですね。
シカさんは、 「生きているうちにこんな幸せを味わうとは思っていなかった」「まるでおとぎの国にいるようだ」と大変喜んでくれたそうです。
野口英世の母が身を以て教えた“努力”と“感謝”の尊さは英世の心のなかに息づき、成功の花を咲かせる大きな糧となったのですね。
我々も彼女の姿に多くを学び、小さなことから日々の子育てのなかに実践していきたいものです。
シカさん(野口英世の母)の言葉
「どれだけ働いても、愉快な心でいれば、決して体を害することはない。
心に不快さえなければ、仕事が大変であっても、体を害することはない」
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