はったつ知恵袋運営事務局
2024/07/30 12:00
子どもの自立を損なう「過干渉」と必要な「しつけ」とは

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〜目次〜 1 「しつけ」と「過干渉」の違い |
1 「しつけ」と「過干渉」の違い
子育てにおいて、親の過保護や甘やかしは必ずしも問題ではなく、むしろ充分な愛情を注ぐことが、自立を早めることにつながります。
しかし、まったくしつけをせず、子どもを放っておけばいいのか。というと、そうではなく、ときには正しく子どもを導いてあげることも重要です。
児童精神科医の佐々木正美先生によれば、実は同じ「子どもに手をかける」ことでも、「過保護」と「過干渉」では大きく意味が違うといいます。
では、どのように違い、私たちはどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
2 しつけと過干渉は似ている
しつけと過干渉はよく似ています。どちらも「やりたいことを我慢して、やらねばならないことをやりなさい。とか、やりたいことでもやってはいけません。ということ」だからです。
過保護というのは、子どもが望んでいることをやってあげすぎることです。
反対に過干渉は、子どもが望んでもいないことをやりすぎることです。
どちらも、やリすぎることですが、望んでいることをやりすぎることと、むしろいやがっていることや、望んでもいないことをやりすぎることでは、大きな違いがあるように思いますね。
3 できる限り「やりたいこと」をさせてあげるべき
怪我をする可能性があること、他の子どもを傷つけるようなことはもちろんしっかりと叱り、しつけをおこなうべきです。
しかし、大人のルールを子どもに過剰に守らせようとすると「過干渉」になってしまい、自立の芽を摘みとり、自主性、主体性を損なう恐れがあります。
何故なら、「子どもの自主性、主体性はやりたいことのなかで育つ」からです。
子どもの成長を太陽のように暖かく見守ってあげましょう!